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リニア新幹線 車窓の光景は土管の中? [乗り物の話]

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JR東海が平成39年の開業(東京-名古屋間。名古屋-大阪間は57年)をめざすリニア中央新幹線。

地上走行区間の軌道を「土管」のようにコンクリート製の防音フードですっぽり覆う計画に、
沿線の自治体から不満の声があがっている。
4カ所を予定している駅もできる限りシンプルにしてコストカットする方針だ。

不満の対処は、以下の点らしい。

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1.走行中に外の風景が見えないということに不満
リニア新幹線は走行中に、風きり音が騒音として発生する。
それを防ぐために、最も効率が良いのがコンクリート製フードで
トンネルみたいに覆うこと。
そうなると走行中に車窓から外を見ても・・・ってことらしい。
まぁ、富士山とか外の景色が見えたほうがいいんじゃね?って人もいると。

透明な素材で覆うことも話にあがっているらしいが、
本来の目的である騒音防止、メンテナンス性で難があるらしい。


2.駅が超シンプル
「効率性・機能性を徹底追求したコンパクトな駅」がコンセプトらしいので、
駅には待合室も切符売り場もない。

これに対し「駅に待合所はあるべきだ」(横内山梨県知事)など、
沿線自治体の首長からは設置を求める声があるらしい。

が、JR東海の山田佳臣(よしおみ)社長は、
「これで十分だ。地元が必要だと思うものは、地元が用意すればいいことだ」と反論。
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上記の対立が起きている原因と思うわれるのは
今回のプロジェクトが、国が巨額の資金を投入する公共事業ではなく、
JR東海が建設費を全額負担する点。

費用負担するJR東海は、あくまで合理的な判断を下す。
一方で、沿線自治体は地域活性化に向けて、単純な「移動する乗り物」に付加価値を求める。

うーん。どっちもわからなくもないが、
「リニア新幹線がどういう役割を担っていくのか」という思想によって
意見は分かれそうだ。

個人的には、リニア新幹線っていうと、
最速で目的地に到着するっていうのが主目的であって、
「最速で走る」=「すぐに目的地に着く」のに景色なんぞ見る意味はないような気がしている。

あんまり関係ないが、
宇宙に打ち上げ中のロケット内っていうのは、すっごい速度で重力も半端なくて
乗員は椅子とかにしがみついて耐えているイメージがあるが、
リニア新幹線もそうなるんじゃないかと一瞬思った。

そんな過酷な環境で外の景気を見たいなんて思わないし、
外の景色は目的地に到着したら見ればいい。

目的地にいかに早くつくかっていうのを突き詰める方が
僕のロマンの方向性にあっている。

移動しながら外の景色を見る楽しみは、
別のサービスで実現すりゃいいんじゃないかな。
それこそ各地方の金で。


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